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天と地
11月下旬といえば関西は紅葉シーズン。
朱や黄金に燃える紅葉に包まれたかったけれど時間が無かったので、次回は実現させたい。 ニューヨークは金色が紅葉の主流だったけれど、もう終わっている。 京都の紅葉シーズンは23日の勤労感謝の日とも重なって、とっくにホテルは満室。 父の納骨に行くつもりになっている傍ら、紅葉の事が脳裏をかすめる、、、でも無言の業、、、言うと、また、極楽トンボと言われるか、あるいはシャーナイのラベルを貼られるという被害妄想が起こる。 納骨の49日は住職の息子の副住職が行った。若い頃、ギターばかり弾いていた住職は脳溢血で入院中でホボ退院の模様。 この住職は歴代の中で始めて妻帯した僧で、息子を二人持った。それまではズッと妻帯なしで弟子入り僧侶続き。禅宗でないから妻帯は許されるのでは、と思うけれど真面目な人はしないのか? 副住職の薬指にも結婚指輪がある。 この副住職は、なかなか大した副住職。本堂でお経をあげた後の説話は、副住職だから控えたのか、如来さんの話をしてくれた。この話があるというのは大いに気に入った。 如来さんと観音さんと不動明王さんの3つの姿があるそうで、如来さんは釈迦が出家した後の姿でアクセサリーが全く無く、観音さんは出家前の釈迦は王子であったので、だからまだアクセサリーが沢山着いていて、不動明王は修行中の人を守る存在なので恐い顔をしていたり剣を片手に持った姿をしているそうだ。 如来さんで1人だけアクセサリーを付けた如来さんが居るそうで、それは大日如来さん。 副住職さんは話の後、祭壇の中を案内してくれた。佛さんは阿彌陀如来像。 私の好きな阿彌陀如来像は奈良の薬師寺ので左に月光、右に日光菩薩が立っている。 この寺のは小さめで、3体とも黒くススこけていて、鼻が欠けている。7世紀半ばにつくられた像で、しかも京都は応仁の乱の戦場にもなり、織田信長が焼き討ちしたり弾圧したり、しかも江戸中期の大火災で今の姿になったそうだ。 京都で鞍馬に向かって通る道で寺町通りと呼ばれる所は、織田信長が弾圧する寺々が一カ所に非難したのでソオ呼ばれるようになったそうだ。嵐が澄んだ後も其処に残った寺もある。 弾圧にあった宗派で他の宗に改宗して弾圧を軽くした寺もあるそうだ。 南無阿彌陀仏の南無が、音を文字にしたもので、ヨガでオームと言われるものや、キリスト教のアーメンも同じ意味らしい。皆、いにしえの奥から響き渡るものなのだった。 オトバに七七と書いてあるのは何故か聞くと、七x七で49日という事で、七日が七週で49。成る程。 いろいろ教えてもらった。 こういうのは冠婚葬祭でしきたりや儀式になっているけれど、教えてもらうと、エネルギー渦巻く次元の思慕が見える。 キリストがコオとだけ祈れといった祈りに「天に有るごとく地にもならせたまえ」という所があるけれど、この天の意味と同じな気がする。 地が天になると、地という肉体が無くなるのでは、という未知の不安が邪魔をする、といった事を思った。 法事の後、食事。姪が送ってくれた写真。 これはカニが器に入っている。私はアレルギーがあるから従兄弟の膳に移す。エビもそれにしかり。 私が食べたのは前菜と刺身と煮物と焼き物と汁物と栗ごはんと漬け物。どれも美味しかった。焼き物は大きな紅葉の葉が沢山被された大きな1つの器が出て来て、めいめい皿に分けてくれた。なんとなく原始時代の料理法の感がする。京都の味付けは優しくてダジが効いていて、コクがあって深い。砂糖の隠し味があるのは確か。だから私の舌に合うのかも。 母は高齢だし、もうこういう事の準備は無理だから、なにもかも「おねえちゃん」と義兄がしてくれた。「シンドイ のよ〜、でんでん虫は日本に居てしたらどお〜、困った人とはソオ言うのを言って、、、」的、、、。 なんか、アメリカで私はノホホーンと27年もきたと思われている帰来が有って、、、英語が達者だけが必須じゃないんだけどと思うけれど、、、外地で苦労とまでは言わないけれど切り抜けて来た事が沢山あるのに、、でんでん虫は相変わらず楽しそうな顔をしている、とか言って、それで其れと思うのも、思うのだからしょうがない事で、ま、人とは相互に見ただけでは分からないもので、、言う事からも完全に理解出来る訳でもなく、ゴチャゴチャ言うと「ああ言えばコオ、コオ言えばアア」の被害妄想で、ようは相互に感じ取るものであるので、そうなると、ソオなので、、、つまり、南無でゴーンとチーンと木魚のポクポクで目出たく往生、、、。
by nerdy
| 2006-12-02 03:23
| 2006年帰省
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