Nerdyな人が増えて来た喜ばしい日々
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ダ ヴィンチ コード
最近は文庫本になって本屋の店頭を賑わせている。
映画の封切りも来月に控えている。
私はダン ブラウンという人物が嫌いである。

この本は出版された直後に買って読んだ。ブラウンに入る印税に貢献した事になる。

あまりに流行るから再読しようと思っても、何故か本箱にない。人に貸した可能性が高いが誰に貸したのか記憶にない。

表紙に小さく分かりにくく「Novel」と加筆してあったのを記憶する。もし裁判沙汰になったとしても、法律的には通る様にしてあった。ところが表紙をあけると、そこに個別に頁を設けてFacts、事実であるとリストにしている頁が筆頭に現れる。オピニオンでは無い訳だ。
小説を書くなら書くでいいが、事実としてリストするからには事実である必要がある。

1.歴史上に残る様々な事実を使って小説にしている。

それはいい。それを歴史小説と人はよぶ。
この本で本名を使って登場させている集合体の本意は判明していない、とするなら分かる。本意が判明していない事を、しかもブラウンの誤解を事実としてリストするのは間違っている。

2.ダヴィンチの絵画「モナ リサ」「最後の晩餐」にダヴィンチが暗号を残している、とする。

芸術家が表現するのに自己の解釈や感情を無くす事は不可能に近いから、別に暗号としなくても、そこに芸術家の感性があるのは当たり前。
確かにダヴィンチはPeiory of Sionのグランド マスターであった、とされている。暗号があるとするなら、するで小説としては成立する。しかし、事実として載せるのは犯罪行為である。

ここにダン ブラウンもしくは、ブラウンの奥さんが美術史専門家だから、その横入れがある可能性が高い。

モナ リサは自画像で女性性と男性性の融合した理想の姿であるとするのは
、するでいい。つまり、だからブラウンの本がノーシス派の本であると分類される所以であろうか。
私はノーシスの考え方が好きであるが、ブラウンの本がウロウロするのは、ノーシスに対しても無責任に茶番劇にしてしまっている。

金儲けなら何でもするという典型である。

3.Opus Dei(Work of God, Act of Godとでも訳しておく)という実在するカトリックの重要な団体を暗黒の存在として登場させている事。

オパス デイはマンハッタンにもある。ホームレスや1日に3度の食事を提供する場所を至る所に設けたり、いろいろ活動をしているが、中には日本で云う修験僧のような厳しい修行を自ら選択して、そうする人達も中には居ると聞く。しかし、ヴァチカンと相反する、あるいは分離する団体であるとするのは大きな勘違いというよりも、悪趣味である。ブラウンの個人的な偏見を正当化させる材料に嘘八百を書いているに過ぎず、事実とリストするのは犯罪である。
ブラウンは、面白がって根拠の無い事を事実として、悪戯行為をしている。

4.初代のローマ法王セント ピーターが築いた教会は今では地下の遺跡になっているが、それを全面的に攻撃して、イエスが最も愛したマリア マグダレナが教会を築く事になっていた、とする事。

これは一番繊細な分野だ。ブラウンのように、いとも簡単に片付ける事じゃない。
当時は非常な男性社会であったと私は想像するが、何故にマグダレナのマリアの教会でないと駄目なのか理解に苦しむ。
フランスに行ったとされるマリアが別の道を歩んだからカトリック教会は偽物であるとなる道理もオカシイ。それから派生した全てがオカシイというなら分かる。次第に聖母の語彙も消され、処女受胎の理解も省略し、男性的な商業都市の都市宗教として法となっていったものは、どうブラウンは解釈するのか。ここに大きな矛盾がある。ブラウンは物事を分離させるのが好きである。

5.宗教の秘密結社 The Priory of Sion 、Knight Tamplarを登場させている事。

これは1に準ずる。つまり、ブラウンはウンベルト エコーの猿真似をして下手物本を書いたという事だ。


私はダン ブラウンという人物が嫌いである。
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by nerdy | 2006-04-22 02:01 | 読書
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