Nerdyな人が増えて来た喜ばしい日々
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バッハとジプシー音楽
バッハの音楽がその時代のジプシーが奏する音楽から強い影響を受けたとする説があるのを知ったので ここに紹介しますね。

その説をとく人はモントリオールのMcGill大学で教鞭をとり、バロック音楽リコーダー奏者でもあるMatthius Maute氏。ドイツ出身で、 Ensemble Caprice(アンサンブル カプリス楽団)を結成、今はカナダのモントリオールを本拠に演奏活動もしている。

彼によると、バロック時代の作曲者でバッハの親友でもあったG. P. Telemannは当時のジプシーが演奏する音楽からインスピレーションが湧いたのだから、そのTelemannと深い親交を持っていたバッハと民族音楽について話し込んだに違いないとする。

なにわともあれ、1730年にさかのぼる民族音楽のメロディーの楽譜 Uhrivska集のメロディーとTelemann作曲の曲を聴いてみるのが1番。

とりあえずここをクリックして聴いてみてね。
ウーン、、成る程となるの間違い無し。

バッハが若者であった頃はドイツの北東部に放浪の旅をした。それならジプシー音楽に出逢ったのは必定と仮定しても自然な事だと言う。そう言われてみればバッハはポロネーズを作曲している。

Maute氏がバッハに関する事実を明らかにするところによるとバッハはフリー スピリットの人物で、しかも 権威(自分より身分の高い貴族やバッハの雇用者である教会)に対して へつらう事が皆無の人であったそうだ。遂に1917年には公爵の怒りをかって、バッハは牢屋に入れられた。

また、バッハがオーケストラを指導している時、1人のバスーン奏者に対して「全く話にならないヒドい奏者だ」言った事から その奏者と取っ組み合いの殴り合いになり、最後は剣を抜くまでに発展して傍に居る人々がやっとの事で取り押さえたエピソードがあるそうだ。バッハのように当時で言うハイクラスの身分の人は、そういったタチの喧嘩はまずはしなかったと言う。

バッハの曲のバランスの取れた形式の中に圧縮されて時々見え隠れするフリーな人間の豊かな感性や声楽の対位や折り重なり合いを改めて見直してみるのも良いかもね。

この楽団が今週土曜日にコロンビア大学のミラー劇場に演奏に来るのですがバッハをどの様に演奏するのか聴きに出かけてみようかなあとと思っているところです。よくよく考えてみれば「バッハはこう演奏するものなのです」といった受け継がれて来た決まり、そんなものなどは存在しないわ。バッハにあるものと言えば演奏者の創造性と独自性の尊重だわ。
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by nerdy | 2009-11-09 13:41 | 鑑賞
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