Nerdyな人が増えて来た喜ばしい日々
by nerdy
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
リンク
最新のトラックバック
アバド&ポリーニのノーノ..
from クラシック音楽ぶった斬り
ペライア&メータのショパ..
from クラシック音楽ぶった斬り
ポリーニ/ショパン・リサ..
from クラシック音楽ぶった斬り
ポリーニのドビュッシー:..
from クラシック音楽ぶった斬り
アシュケナージのシューマ..
from クラシック音楽ぶった斬り
ブレンデルのシューマン:..
from クラシック音楽ぶった斬り
ポリーニ&アバドのブラー..
from クラシック音楽ぶった斬り
カラヤンのシューマン:交..
from クラシック音楽ぶった斬り
リヒテルのシューマン:ピ..
from クラシック音楽ぶった斬り
ルービンシュタインのシュ..
from クラシック音楽ぶった斬り
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

美心月餅
e0037884_3102360.jpg
中華街は、至る所にある。日本にもあった。NY市にもある。その元祖はマンハッタン島のダウンタウンにある。
今日の日曜日は、今週、誕生日を迎えるI子と、中華街でお昼にヤム茶というものを食べる事にした。 I子はマンハッタンの中華街や韓国人街をよく知っている。NYに居る日本人や日本人観光客も大勢行く所であるらしい。
我が夫にも一緒に来て欲しいが、我が夫は中国料理が嫌いである。

長年NYに居ながら私はヤム茶というものを知らない。中華街にも過去2度程行ったに過ぎない。大勢の人出に圧倒されるのも原因していたが、同じ民族が大勢集まっている所が私は苦手であった。今もそれは変わらない。

中華街の中心、グランド ストリートに着くと、そこは、漢字で書かれた看板が並び、すごい人数の中国人の波だ。アメリカ国歌演奏が聞こえて来る。それが済むと太鼓を打ち鳴らし、高音で緊張した金属音の激しい鈴の音がしてきた。

満員電車の中の様なグランド ストリートの歩道を行くと「香港 美人月餅」と書かれた黄色い幕を背に、中国系の美人歌手がアメリカ生まれと思われる音で英語の歌を歌い始めている。獅子舞も始まった。獅子は随分と細長い。獅子というよりも頭が1つの八岐大蛇のようである。赤い獅子と白い獅子の2頭が組になっている様だ。

9.11後、しばらく閑古鳥が鳴いていた中華街は、中国人の底力と明るさで威勢の良い街に戻っている。

アメリカの中国人といえば、アメリカの横断鉄道建設の時やカリフォルニアのゴールドラッシュの時に大勢の若い男性が出稼ぎに来た事で知られている。歴史の流れの中に色々あったが、結果、中国人街というものが出来た。それが威勢良く繁栄している。

時代が変わり、今は、飢餓、産児制限、宗教弾圧から逃れて密入国してくる中国人や、仕事を求める者、香港から移住してくる者の数が増加していく。傘や杖をついた、顔の皺が深い高齢者は、街角の隅に立って、遠くから今日のお祭りを眺めている。

遂にヤム茶にありつけた。結婚披露宴が出来そうな広い部屋に舞台まである。金属製の小さなものに入った食べ物が沢山乗っている台の下から火が灯っている屋台を赤い帽子と赤いエプロンをした女性が、櫛を通していない風の髪に、なり振り構わない格好でテーブルの間をぬって引いて回る。お客さんは好きなものが回って来たら頂戴して食べる。男性達は、小ぎれいな格好をして所々に立っている。どの人もマネジャー風だ。この光景は私は好きではない。

男性が引いて回って、女性達には久方ぶりに支那服でも着て頂いて菊の花の様にして頂いた方が私には美しい光景だ。どうも光景が醜くていけない。男を立てている様で男の価値を下げている。私には、そう見える。

ヤム茶は、あっさり口で味も染み込み、脂っこくなく、美味しかった。圧倒される様な量で目前に出て来ないのが何ともイイ。

テーブル越しにI子に、ささやかなプレゼントをした。昨日、私はバナナ リパブリックで、純銀の細い鎖に一粒のクリスタルが下がっているネックレスを二つ買っておいた。1つは私が今日、首に下げている。ここの手頃な値段のファンション アクセサリーは汗をかこうが何をしようが皮膚が赤くかぶれる事が決してない。この方面では探知機である私の皮膚が保障する。

帰り道、まだお祭りが続いていた。途中、リトルイタリーに入りかけたが、ここもお祭りであった。立っている警官に聞くと「セント ジェナーロの祭り」であった。今年はすっかり、このお祭りを忘れていた。あまりに混雑していて足の踏み入れる場所もない。諦める事にした。

しかし、中華街のお祭りは、何の祭りだったのだろうか。あそこは何時もお祭りをしている。だから、また何か中国の祝日でも祝っているのだろうと思っていた。

帰宅してからインターネットで朝日新聞を読んで、今日の18日日曜日が「仲秋の名月」である事を知った。急いで窓辺に行くと、夜空に張りのある輝きを放った満月が昇っていた。素晴らしい真珠の様である。

成る程、美心月餅とは、月という字が入っているから月に関係ある祭りであった事になる。道端で、日本の中村屋の月餅に似たお菓子を売っていた所以も判明した。

仲秋の名月より、もう少しアトであったと思うが、私の子供時代は、まだ庶民の間で、お月見が楽しみな時代であった。母が丸い白いお団子を作ってススキと一緒に縁側に置いていたものだ。 夜の庭で近所の富美子ちゃんや礼子ちゃんや陽治ちゃんやマーちゃんと一緒にいて楽しかった頃が朧げに思い出される。月では二匹のウサギが餅をついている、と誰かが言った。どう見ても、いくら睨んでいても、あれは二匹のウサギと杵と臼には見えなかった。

同じ祭りでも、国が変われば、非常に賑やかな祭りとなるものだ。爆竹音と共に昼間に花火も爆発し、色紙の小片が頭上から降って来た。

今宵は中華街で仲秋の名月の祭りが夜半まで続くのであろう。
[PR]
by nerdy | 2005-09-22 03:19 | 日記
<< Intelligent Design 時代物 >>